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2006-06-21

カフェ・ロワイヤル


 
「燃やす?」
 
と聞くのは、飲むのをやめる時の合図。
 
燃やすのはもっぱらウィスキーで、
アイリッシュコーヒーかゲーリックコーヒーになるのだが、
最近増えたブランデーをアイリッシュコーヒー風に作ったらどうなるか、
すっごく興味があった。
 
 
「例えばさ・・・
 アイリッシュコーヒーみたいな作り方で、
 カフェロワイヤルを作ってみない?」
 
「角砂糖燃やしじゃなくて・・ですか?」
 
「きっと美味いと思うんだよね」
 
 
また始まったという顔をするバーテンダーは、
壁の中からポールジローを抜き出すと、耐熱グラスにお湯を張った。
 
 
「やっぱり火が消えやすいですね」
 
「ブランデーってそうなの?」
 
「置いておくと消えますね」
 
 
彼はグラスを振りながら火を保ち、
香りにアクセントをつけようとしてか
グラニュー糖を入れてからも少し長めに火を残した。
 

 
 
「お待たせしました」
 
 
アイリッシュコーヒーと同じように、
ホイップクリームをコーヒーの上にフロートしたカフェロワイヤルの出来上がり。
 
どれどれ・・・
 
お・
おぉ・・・
 
柔らかく優しく、しかも香り良く・・・
 
美味いじゃん・・・(^_^;)
 
 
フロートした生クリームを溶かして飲んでみると、
ポールジローの持つ苦みがチョコレートのような味わいを演出する。
 
これ・・・もしかして・・・
ナジェーナ無き後の定番になるかも知れない(^_^)
 

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