Home > 自己主張

自己主張 Archive

公道でたまたま写った女性

仕事を邪魔されたので、
その原因を撮ってみた。
  

  
公道で、しかも車道で、
こんなモデルを撮っているって・・・ねぇ(^_^;
 

多くを期待しない


 
今日一日、ちゃんと仕事をして、
自分が食べたい物を適度に食べられて、
そこにほろ酔いになれるくらいのお酒もあって、
できるなら一緒に話ができる人がいてくれて、
美味しかったね・・・と笑顔を交わす事ができて、
しっかりと身体が伸ばせる寝床でゆっくり寝られる・・・・
 
それはきっと、今一番幸せに感じる事。
 
 
何かを背負ったり、何かのために我慢する事、
それはきっと自己満足に近い勝手な思いでしか支えられない。
 
毎日毎日を、人はそれなりに一生懸命生きているのだから、
自分以外へ向けるものは、与えるだけの一方通行だとわかっているべきだ。
 
それでも、もし何かが返ってきたのなら、
希有な事と喜びたい。
 
所詮、立って半畳、寝て一畳
自分らしく生きる事が、大切な事。
 
そんな事を思う夜、
毎日毎日を一生懸命生きている人達の中に居た。

看護職


 
現在看護師の数が不足している・・と聞く。
 
それはこの4月から、患者7人に対して1人の看護職を配置すれば、
診療報酬が多くもらえる・・・という改定があったから・・・らしい。
 
患者にすれば看護師が増えてくれる事は望ましい事だし、
看護師にしても現場の不足感は薄まる。
 
しかし・・・
全ての病院がその体制に持っていこうとしても
看護師の数が足りていない。
 
そこで、豪快な引き抜きや青田買いが始まっているらしい。
 

 
取材は、そんな現実を見つめながら、
有資格でありながら現在看護職として働いていない人の復職を促すように
告知する観点で進めた。
 
 
そしてそこで、1つの発見をした。

白衣の天使達は、本当に天使だ・・・という事実を。
 

 
看護師と患者との心の繋がり重さや、
ケアする・・・という行為の持つ大きな優しさは、
看護という仕事の基本であり、それができる人達がその職で頑張っている。
 
それは当たり前の事なのかも知れないが、
もっともっとドライにビジネスライクに働いているのだろう・・と想像していた私は、
看護師やその卵達と出会って、実感としてそれを知った。
 

 

 
バイクで事故を起こし、路上に投げ出された後、
救急隊員に担ぎ込まれたERで、優しい言葉をかけてくれたのは、やっぱり看護師だった。
 
私だけではない急患を診ている間、
骨折の痛みと襲ってくるショック症状に朦朧としながら、
不安に消沈していた私に近づき過ぎない優しさを持って声をかけてくれた事を、
取材していてふっと思い出す。
 

 
 
「最近は大学病院が、新卒100人回してくれ・・と言ってくるようになったが、
 心ある看護学校の校長は昔通りの人数か出さない・・と聞いています。」
 
「就職が決まる事はありがたい事ではないのですか?」
 
「7:1を実現するための人数合わせで入れられても、
 新人を大切にその病院にあった看護師として教育できなければ、
 やがては無理が出て早期に離職する事に繋がります。」
 
「看護学校としてみれば、就職率が高い方がよろしいのでは?」
 
「7:1を実現できない小さな病院でも人手不足なのです。
 そういった病院でも新人を必要なのです。」
 
「資本に物を言わせて争奪戦をする事は、
 結果的に医療の現場を弱肉強食の世界にしてしまう・・と?」
 
「既にそうなりつつありますが・・」
 
 
取材させて頂いた病院は、
スタッフの顔が基本的に明るく、
院内はやさしい空気に溢れていた。
 
副院長は医療の現場全体を考えても、有資格者の復帰が大切だ・・と説いたし、
その病院では、パートタイムでも有資格者が働ける体制さえ取っていた。
 

 
 
「簡単に7:1と言いますけど、フルタイムで看護士が7人の患者様を看るとなると、
 実際は1.4人対して看護師1名を配置する事になるんです。
 24時間休み無し・・・の現場ですから。」
 
「・・・・そうなるんですか」
 
「だから、各病院は必死になるんです。」
 
「毎年看護師の資格を取得して就職する人達だけでは、足りないのですか?」
 
「全然足りません。
 若年人口は減少しているんです。
 それに対し、これから患者様となりそうな高齢者はどんどん増えてくるのですから・・」
 
 
そりゃ、そうだ・・・・
2007年問題と騒がれるように、高齢者の人口比は恐ろしく大きい。
 
そんな人達を、医療の現場で看護しよう・・・という意志を持つ若者達は、
どんな人達なんだろう・・・
 
 

 
自分の身体の事を知っていたい・・・。
それが資格もあって将来の家族の為にも役立つし・・・。
 
テレビドラマ「ナースマン」を見て、自分もなりたい・・と思った。
 
やっぱり資格を持っていないと、特に女は不利だから・・・。
 

 
取材に応じてくれた若者達は、
今時の若者らしい理由を語ってくれたが、
その目は純粋で真剣で、希望に溢れていた。
 
その笑顔を見ているだけで、
なんだか「まだまだ捨てたもんじゃない」という気持ちになってくる。
 

 
何度か死に損なった自分としてみると、
近づきすぎない看護師の優しさの基を見たように思う。
 
人間の死亡率は100%だ。
 
最後は多くの人が、医師や看護師の世話になり、
その命の火を消していく。
 
なるべくならお世話にならずに、
ある日目が覚めずにそのまま亡くなっていた・・・
という死に方が良いと思っている。
 
ただ、こんな優しさに溢れる人達が看取ってくれるのなら、
それはそれで、幸せな事なのだろう。

シフト


 
随分と生き長らえたものだ。
 
一歩踏み違えるとそのまま・・・の道を
自分の勘だけを頼りに駆け抜けて4ラップ。
 
多くの人と出会い、
多くの事を知り、
多くの事を学んで、
多くの何かを刻んできた。
 

 
今、また、
ざわざわとした感触を心の中に見つけて、
何かを刻む準備に入った・・と知る。
 
どこかで凍り、動かなくなって久しい心が、
忘れてしまったはずの記憶と共に蘇った熱さで弛み、
わぁ・・・っと叫びたいほどの何かが、心の真ん中に芽生えている。
 

 
しかし
その何かは・・・
 
容易に姿を見せない。
 
肌触りも匂いもわかっているのに、
手で触れる事のできないもどかしさが苛つきを生む。
 
まぁ・・・良い
 
このモヤモヤとした何かは、
形を得るまでに様々な攻撃をしかけるだろうが、
その代わりに、何かをちゃんと残していく事は、わかっている。
 
たとえ足下も行く末も見えなくても、
そこにはちゃんと行くべき道がある事は、わかっている。
 
だから、
足を前に出して、
道が照らされている場所まで、
自分の信じる方向へ歩いていこう。
 

秋の気配


 
急に涼しくなり、
気付けば空気が澄んで、
すっかり秋の色に染まっている空。
 
陽の角度のせいだろうか・・
 
この立体的で少し固い感じのする景色が、
秋の色だ・・・と目に訴える。
 

 
何度となく秋を迎えてきてはいるが、
今年はいつもと違って見える。
 
そう・・・
だからシャッターを切ってみた。
 

 
ほんのちょっとの時間、ファインダーに集中するだけで、
言葉では表現できない気持ちを吐き出す事ができる。
 
すぅっ・・と息を吸い、
ゆっくりと目を閉じて、
波の音や風の声を聞く。
 
トクトク・・・と鼓動を打つ自分の心臓の声さえ聞こえてきたら、
ゆっくりと目を開けると、世界が違う色に見えた。
 
やっぱり、時間を作ってでも、
撮る・・という行為をしないといけない・・・ようだ。
 

ホーム > 自己主張

検索
フィード
メタ情報

Return to page top