Bowjackmoore – Anotherside

　
非日常を求めて、
見慣れぬ街へ、
明日でかける事にした。
　
目指すは、京都。
　
町屋の風景を撮りたいと、思っただけだけど、
ついでに京料理の神髄も味わってみようと思っている。
　
問題は・・・
どこで飲むか、だね(^_^;

　
水は、高い所から低い所へ、流れる。
　
高い所にある水と低い所にある水は、
同じ水であって同じ水では無い。
　
時の流れも人生も
戻る事のない流れの１つ。
　
明日は、どこを流れているんだろうね。　
　

　
同じ処に留まる事は
安全で安心できる事
かも知れない
　
でも
何の進歩も無い安穏とした毎日は
確実に心を蝕んでいく
　
だから
次に進もう
　
ほんの少しでいいから
次に進もう
　

　
ずっとずっと大事にしてきた想い
　
それは決して色褪せる事はなく
今も心の中に息づいている
　
しかしそれは
行き先の無い想いだとわかっているから
取り憑かれないように心の奥に秘めたまま
日々穏やかに生きる事に努めていた
　
　
目の前に広がる鉛色の海を見ていると
何もかもが失われていく錯覚を覚える
　
いや
既に多くの物を失って
身動きさえできない自分がそこにいる事を
思い知らされているだけかも知れない
　
　
もう充分に生きた事だし
いまさら欲張る人生でもない
　
いっそこのまま・・・と思った時
秘めたはずの想いが足を止めた
　
　
しょうがないね
そんな人生だしね
　
悲しくても
淋しくても
明日はやってくるんだしね
　
ほんの少しだけど
都合良く使われているだけなのかもしれないけど
必要とされる事がないわけじゃないから
もうちょっとだけ頑張ってみようかね
　
それにしても・・・
寒いね

　
　
師走の影が感じられる頃、
空気はどんどん澄んでいく。
　
　
寒いけど
こんな空気は好きなんだよね。