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2006-07-12

一流の証拠

熱帯地方では当たり前なのかも知れないが、
毎日スコールに見舞われた。
 
ダーっと降って15分もすると止むので、
エアコンの効いた屋内で雨宿りがてら買い物や飲食を楽しむ・・・・
というのが、今回の基本的なパターンになった。
 
 

 
 
朝はホテルで食べるのもいいが、安っぽいモーニングセットを外の店で食べるのも面白い。
 
ハムマカロニスープとフライドエッグ、
鴛鴦茶(コーヒーと紅茶のブレンド)のセット300円
 

 

 
 
しかし、何故マカロニなんだか・・・(^_^;)
 
 
どこの庶民的な店でもマカロニかインスタントラーメンを使ったスープがあり、
しかもそれはちゃんと鶏で作っているのが通例だ。
 
インスタントラーメンは公仔麺と書かれるが、何故か「出前一丁」の麺が高級とされていて、
その麺が使ってあると高い・・・らしい(爆)
 
香港の生麺は細くて噛み切れないヤツがよく使われているが、
さすがに朝からあの固い麺はいただけないのかも・・・・
 

 
 
食べては散歩、散歩しては食べ・・・・買い物と日本語を一切聞かない世界を楽しんでいると、
苛ついていた自分を思い出す事さえできないほど、リラックスできている事に気付く。
 
何もしないで、誰と会わないで、丸々3日間過ごしたとしても、
ここまでリラックスできただろうか・・・?
と正直思う。
 
ホテルの部屋で北京語の字幕の入ったアメリカ映画を見たり、
ロビーでシガー&ビールを楽しんだりしている事が直接的に影響しているのではなく、
誰かに気を遣わずにある社会の中で生きている事が、多分効果的なのだろう・・・・と感じるのだ。
 
 

 
 
「申し訳ありませんが、現在お部屋は誰も入れない状態になっています」
 
「え?」
 
「私共が掃除に入った時、お客様の財布がテーブルの上にありましたので、
 盗難防止の意味からロックさせていただきました。
 申し訳ございませんが、フロントで本人確認を行っていただきたいのです。」
 
 
え・・・?
 
慌てて腰に付けたバッグを探ると、確かに財布が無い。
 
現金で支払う場合は、財布を出さないで済むように
札はポケットに小分けにしているので、気付かなかった。
 
フロントで簡単な個人情報のやりとりをして、
キーを交換してもらった後、部屋へ向かうと、
マネージャーがすっ飛んできた。
 
 
「申し訳ございません。
 現在ダブルロックになっていますので、私が開けます。」
 
「そうなんですか?」
 
「私以外の者が入れない状態ですので・・・」
 
 
交換したキーとマネージャーのキーでロックを外し、
一緒に部屋に入ってもらって財布を確認する。
 
なるほど・・・・
 
デスクの上に、置き去りにされた二つ折りに財布があった(^_^;)
 
 
「ありがとうございます」
 
 
とお礼を言うと、笑顔を返すマネージャー。
しかも彼は、チップを渡すヒマもなく彼は退室してしまった。
 
 
過去、外国のホテルで、
ここまでの対応をしてもらった事は無い。
 
国内のホテルでも、客が戻るまで部屋に誰も入れないような対応をする・・というのは、
あまり聞いた事が無いし、現実にそうしてもらった事も無い。
(横浜のホテルでは、フロントスタッフが一緒に部屋に入ってくれたが・・・)
 
さすがは PENINSULA HONG KONG
セキュリティもホスピタリティも一流と言われるだけの事はある・・・・。
 
 

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