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2008-10-12

ワールドフェスタ・ヨコハマ2008

今月の撮影テーマは「食」という事で、色々と撮り回っているが、
これがまた幅が広くて悩んでいた。

で・・・横浜と一目でわかるような場所で開かれている
食をテーマにしたイベント「ワールドフェスタ・ヨコハマ2008」へ行ってみた。

いわゆるエスニック系のフードが多く扱われていたが、
ざっと見ても珍しさをあまり感じる事がないのは、
横浜には数多くの外国料理店が多いから・・かも知れない。

昔は、各国のボランティアが、家庭料理を披露するようなイベントで、
その分、食を通じた国際理解が進む楽しさもあったが、
今はプロが店を出している感じが多くて、その分美味しくなり、
かつ、商売ベースの会話しか成り立たなくなっている。

でも、それで良いのかも知れない。

気がつけば横浜は、
以前にも増して多民族な街になっている。

飲食店ではちゃんとした日本語が聞こえない・・・なんて事は日常茶飯事で、
アジア系外国人の店員しか居ない蕎麦屋なんて店は当たり前にあって、
各国の人達が横浜で普通に生活しているのは、既に常識だ。

なのに何故か、
この会場には違和感があった。
強烈な疎外感を感じて、若干だが狼狽えた。

上手くは言えないのだが、
例えて言えば「横浜らしくない」感じがするのだ。

街を上げてのイベント「ジャズプロムナード」が開催中である事もあって、
多分、そこに居た人達の多くは観光客なのだろう。

ならば、仕方がない。

浜っ子が持つ「隣人を排除しない」独特なスタンスを
持っていなくても当然なのだ。

ただ、思う。

日本は既に多民族国家の道を歩んでいる。
少子高齢社会を、外国人居住者が支えている現実もある。

言葉や常識が違う人達との共存に必要なのは、
お互いを理解する努力と思いやりや優しさ、ではないだろうか?・・と。

そんな事を考えてしまうのは、
利己的に生きる人達が私の回りにも増えてしまったから・・・
かも知れないけどね。

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