- 2006-10-06 (金) 15:28
- 夢
見知らぬ町を電車で走っていた。
乗客は皆疲れた顔をして、物も言わない。
車輪がレールを削る音が耳障りで
どっかの車軸がずれてるように車両が揺れる。
車内の空気は澱み、鼻を突く臭いが満ちていて、
背中には気持ち悪い汗が滴って落ちた。
何処へ向かっているのかわからないから、
余計に苛つくのだろう・・・
どこかの駅に着いた時、
無意識に飛び出した。
誰も居ないホームに1人。
辺りに色はなく、
赤い列車の尾灯だけが目に刺さる。
あんなに嫌だと思った車内の明かりだけが、
妙に暖かく楽しげに見えるのは何故だろう。
ま・・・
そんなもんだよ・・・と独り言。
自分が望む生き方に、
後悔は必要ない。
例え今、一人きりで立ちつくしていたとしても、
どこにも帰る場所が無かったとしても、
自分が一番自分らしい歩き方をしているのなら、
寂しさもまた、自分らしい生き方の代償だろう。
去りゆく列車を見ながら、
それでも不安に押しつぶされそうな自分を見つめていた。
コメント:1
- ハリ 06-11-10 (金) 19:03
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京浜急行だ。この沿線で、生まれ、育って、仕事して。どこの駅だろ。日ノ出町?懐かしい光景だけど、どこか寂しげだ。