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日記的雑感 Archive

Yokohama HOT ROD Custom Show

「突然出店する事になっちゃって・・・」
 
「え?
 今度の日曜の?」
 
「そうなんですよ」
 
 
Lost City がホットロッドカスタムショーに出店する・・と聞いたら、
行かないわけにはいかない・・(^_^;)
 
で、ちょっとだけ顔を出してみた。
 

 

 
驚いた・・・・
 
入場料3800円というハードルがあるのに、
パシフィコ横浜の会場は、ホットロッドやカスタムチョッパーが好きな連中で溢れかえっている。
 
どこにLost Cityはあるのかな・・・?と探していると、
九州のショップ「スコードロン」のブースにお馴染みのウェアが並んでいる事に気がついた。
 
 
「どうも」
 
「あ、いらっしゃいませ」
 
「繁盛してます?」
 
「さっきジーンズの生地が気に入って買って下さったお客さま、いたんですよ」
 
 
質実剛健・横浜オリジナルな商品は、好評らしい(^_^)
 

 

 
スコードロンのブースではデザイナー物のTシャツが並び見ているだけでも楽しいのだが、
スペシャルプライスの商品もいくつかあって、私も鹿革のグローブを廉価に購入させていただいた。
 
 
「盛況ですね、会場」
 
「基本的なスタイルはあまり昔と変わっていない感じですけど、
 やっぱりファッションって凄い勢いで変わってます。
 これを見る事で、また色々なイメージが涌いてくるんですよ」
 
 
デザイナーは見る所が違うらしい。
 
私が見た限りでは、HA81のイメージから脱却していない昔ながらのまんま・・だと思ったのだが、
言われて会場を色々と歩いてみると、なるほど完成されたデザインやスタイルが匂うディスプレイが多くあった。
 
しかし・・・
現在のチョッパーは(ショーモデルではあるが)あまりに綺麗で格好良い・・(^_^)
 

 

 

 

 
忙しい・・からと何処にも出かけないと、
今一番元気がある「風」に気付けず、見過ごす事がある。
 
一つの事だけに集中していると、
自分の位置すら忘れてしまう事もある。
 
様々なデザインのカタログを見ながら、
Tシャツが買えそうな入場料を払った膨大な数の入場者を見ながら、
この独特な文化の存在を改めて重さを持って感じる事ができた。
 
いや、違う・・・
重さじゃなくて、熱さ・・・だ。
 
今の私にとってつい忘れがちになる「熱さ」が
この集団には明らかに見える。
 
よっしゃぁ・・・と心の中で叫びながら、
友人にエールを送りつつ会社への道に足を向けた。
 

 
 
西湘バイパスを走っていた
 
ふっと横を見ると、
恐ろしく透き通った空気の中に
ふわっと雲が浮いている
 
しばし見とれてしまった
 
そう言えば、ずいぶん
夜の西湘バイパスを飛ばしていない
 
 
やり場の無い想いを聞くために、
この道を飛ばした事もあった
 
箱根の天辺まで30分でいけるか?
という実験のために突っ走った事もあった
 
意味も無く、走るだけで、
少しだけ心が癒される道だったな・・・と思い出す
 
今度は走るだけのために来よう

BirdEye


 
ふわっと浮かび上がって、
地上を眺めていたい。
 
風の力を借りて、
緩やかに舞う鳥のように。
 
そこには多くの人達が生き、
多くの物語があって、
自分の人生もその中の1つに過ぎない・・と知るように、
高い位置から自分を見つめたい。
 
明日、晴れるかなぁ・・・

プレッシャー


 
「さっきのコメントで間違いがありました」
 
「え? どこ??」
 
「38社と言うべきところを37社と・・・」
 
「その後ですぐ訂正しましたよね?」
 
「もう一回いいですか・・・?」
 
 
ハイハイ、わかりました。
撮り直します。
 
行政の広報番組は間違いが許されない。
そのため、細かいチェックは必要で、通常問題無い・・と思える事でも、
広報担当者にとって問題だとなれば、収録はやり直しになる。
 
で、こんなやりとりはいつもの事なのだが、
この日はいつもと違う事が1つあった。
 
通常使っているスタジオが使えず、
パブリックスペースの中にある特設スタジオを使っている事だ。
 

 
しかもこの日は副調整室(サブ)が使えないため、
固定カメラを含めて5台のカメラを使い、全てのカメラの映像をテープで収録する事になっていた。
(後日あたかもスタジオ収録したように見せるための編集が必要となる)
 
そしてさらに、そのスタジオが使用できる時間はギリギリに設定されていたから、
細かいチェックや撮り直しをしていると時間切れになってしまう・・・・
 

 
 
「・・・あと10分か・・・」
 
「最後のブロックは正味4分無いから、
 どうにかなりますよね?」
 
「間違いが起きなければねぇ・・・
 ま、後編だから、どうにかしちゃうけど」 (後編=後で編集する事)
 
 
フロアディレクターから収録準備完了の合図が来る。
問題は、悩んでるクライアントだけだが、こういう場合はどんどん回してしまうのが私流だ。
(最後のブロックが撮れないまま時間切れしたら洒落にならない・・・(^_^;))
 
 
「回しちゃうよ」
 
「わかりました」
 
「くぅ・・・・ワクワクするなぁ・・・」
 
「え?」
 
「あはは、こういうギリギリの状態って、好きなんだよねぇ」
 
 
仲の良いカメラマンが半分呆れ顔で、コッチを見る。
 
締切直前や、タイムアップ寸前で火事場の馬鹿力を引き出す事が、
私としては凄く気持ちの良い事でもあり、正直ワクワクしてくるのだ。
 
プレッシャーがかかると上手く動けない人がいるが、
私の場合、プレッシャーがかかってやっとキビキビ動ける・・・らしい。
 
そういう意味ではエンジンはレッドゾーンギリギリをキープするような回し方が好きだし、
狭い所をすり抜けたり、ヤバイ・・と感じる直前まで自分を追い込む事が楽しいのだ。
 
ただ・・・・
ハイリスクな分、しくじると取り返しがつかないから、
なるべく無理の無い大人らしい行動に終始しようと考えてはいるし、
実際、そういうように振る舞っているのワケで・・・(^_^;)
 
 
そして仕事は無事、5分の余裕を持って終了した。
 

虫の音


 
夜の訪れが早くなり、
風が温もりを奪うようになる。
 
もう・・秋だな・・・
 
と思った途端、虫の音があちこちの溢れている・・と気付く。
 
都会のコンクリートだらけの町なのに、
やっぱり虫の音が聞こえている。
 
最後の一花を咲かせようと鳴いているのかその勢いはかなり力強いが、
私にとっては来る冬への序章を飾る開幕ベルのように聞こえる。
 
やるだけやった後は刈り取って収穫を祝い、
新たな種蒔きと冬将軍との戦いに備える時。
 
だからある意味、
1年は秋の訪れと同時に終わる・・と言ってもいいだろう。
 
来年は、どれだけ頑張れるのだろう・・・・ねぇ(/–)/

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