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動く意味

mg56

夢を語る事は簡単で大切だけど、
実現するのは難しい。

それは勿論頭の中ではわかっていて、
だけど実際に動かないと理解できないものなのだ・・・と、
今回、写真展をやってみて身に浸みた。

やりたい気持ちとやれる条件が揃っていても、
実際に動いてみると想像できない様々な問題が起き、
テンションを維持する事さえ難しいと、思い知る。

と同時に、独りよがりな行動に対する恥ずかしさと、
そもそも能力に欠けるのでは?・・と思う不安があって、
加えて物理的にもギリギリの中で動く厳しさが、
常に「やめちゃえば?」と囁きかけるのだ。

わかりきっていたはずの写真制作について、
今さらながらに失敗を重ねて気付く事があったり、
予測よりも実作業の大変さを身を以て知ったり・・・

そして

手弁当で手伝ってくれた人達に支えられてささやかな夢は実現し、
様々な経験や出会いがあってはじめて
「宝物」と言っても良いほど大切な「何か」・・・が、
私の中に残ったように、感じている。

世の中には、調子よく口先だけで語る人間がいて、
キャリアによってその言葉に信頼感がプラスされているから
単に言葉を交わすだけでは、信用に値しない。

実際に自主的に動く事を提案して、
その動き方を見てから判断する・・・のが私のスタイルだが、
これはひょっとしたらバイク乗りに共通する物差しなのでは?
と思っていたりする。

ライダー達が独特の連帯感を持つのは、
実際に厳しい条件下で走っている、という行動が伴っているからで、
同じ走り方をするライダー同士が短時間で打ち解ける事は多くある。

そして、実践無き知識だけで語る人間を嫌うのも、
実際に走ってみないとわからない事があるから・・・なワケで、
それは普通の生活の中にも、つい出てしまう価値基準として備わっている、
と思うからだ。

そう・・・
私はそんなライダーの1人で、
実際に走ってみて確かめたい人間なのだ。

1つ、こんな形の花火を上げてみたら、
多くの再会が実現した。

その事は、やって良かったと思う事の1つ。

そして、こういったイベントの役割として、
人が集まる場所を作る意味があるんだな・・とも、思う。

今の精一杯の表現は拙いものだったけど、
偶然入った人達に受け入れてもらえる事実は、
ささやかな自信の芽生えに繋がりもした。

実現不能な夢は別として、
頑張れば手が届く夢は、
無理をしても手に入れるべきだ。

例えかなわなかったとしても、
動いた事で、確実に視界が変わる。

それを実際に経験できた事が、
大きな収穫であり、幸せだと思う。

ありがとうございました>ALL

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