- 2007-11-04 (日) 3:54
- Photo Essay
見上げれば、夜空には雲。
その存在は、闇に慣れた目でしか見つける事ができない。
誰しもが、
輝く光や、
自分の目線の高さにしか、
存在を求めていないのだから、
雲は闇に紛れて形を変えるながら流れていく。
耳を澄ませば、虫の音。
目を瞑れば、秋の匂い。
自らの足音さえも大きく感じるほど、
今宵は静かな夜らしい。
そして私は、
空を見上げたまま、
動く事ができなかった。