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秋の気配

風の匂いが、
秋だった。

虫の声が、
秋だった。

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忘れてはいない。

だけど、敢えて、
語りかけるような思い出し方はしなかった。

今は
いない。

その事を確認するだけだよ。

そして、日の沈む位置の違いを見て、
さらに秋の訪れを感じている。

誰もその寂しさを理解できないって思うのだろう?

でも、
誰もが、孤独の寂しさを知っていて、
それから逃れようとしているんだよ。

今日、ここに居る事が、
1人で居る事が、
全てだよ。

また、来年来れるかな。

また、この夕日を、
見られるのかな。

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コメント:1

愛知のK 07-09-24 (月) 1:16

>今は
いない。

それが現実。
いつまでも思い出に浸っていてはいけない。
新しい恋→愛を育みたいと想う。
でも相手の気持ちは何処。

今この一瞬の景色を心に刻みたいと想う。

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