- 2006-12-30 (土) 22:00
- Photo Essay
今、急激に変化している国、中国。
経済特区として、租界があった場所として、
古さと新しさの両方が存在している街、上海に、
今年は足を向けた。
上海と聞いて、何を思い浮かべるだろう?
変な形をしたテレビ塔?
実用化されたリニアモーターカー?
租界の名残?
上海料理?
そう・・・
ろくに上海の事なんて知らない私は、
とりあえず空港から市街地を繋ぐリニアモーターカーに乗ってみた。
磁力で浮き上がり前進する電車みたいなもの・・・と思っている位の知識しか持ち合わせていなかったのだが、
走り出して・・・・驚いた。
するするとどこまでも加速していくリニアモーターカーは、
地上を走る乗り物としてはあり得ないスピードに達する。
ほんの10秒間ほどだが、最高速431km/hの表示を見せつけながら、
かなりの揺れを伴い疾走するリニアモーターカー。
ここまで速いと、現実感が乏しくなってしまうのだが、
例えて言えば飛行機の超低空飛行のような感じがする。
空港から市街地までほんの8分間の乗車は、
上海という街の「新しい部分」をイメージするのに充分だった。
リニアモーターカーから地下鉄に乗り換えて「南京東路駅」につくと、
呆れるほどの人波が続いている。
香港と違って町並みが古くさく、照明も暗めだが、
そこは初めての街、とりあえずプラプラしてみる。
第二次世界大戦前から外国の手が入っている街は、
古い物と新しいものがごちゃ混ぜになった不思議な所らしい。
呆れるほどの自転車、電動バイク、バイクが我が物顔で走り回り、
狭い歩道を歩けない人達は平気で車道を歩く。
車もバイクも歩行者優先なんて考えず、
どけどけ!!・・・とばかりにクラクションを鳴らしまくり、
走れるスペースがあれば対向車線だろうと歩道だろうと走っていたりする。
何だか凄い所に来てしまったようだ・・・(^_^;)
だがそれは、まだまだ序の口でしか、なかった。
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