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2009-11

いっそこのまま

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ずっとずっと大事にしてきた想い
 
それは決して色褪せる事はなく
今も心の中に息づいている
 
しかしそれは
行き先の無い想いだとわかっているから
取り憑かれないように心の奥に秘めたまま
日々穏やかに生きる事に努めていた
 
 
目の前に広がる鉛色の海を見ていると
何もかもが失われていく錯覚を覚える
 
いや
既に多くの物を失って
身動きさえできない自分がそこにいる事を
思い知らされているだけかも知れない
 
 
もう充分に生きた事だし
いまさら欲張る人生でもない
 
いっそこのまま・・・と思った時
秘めたはずの想いが足を止めた
 
 
しょうがないね
そんな人生だしね
 
悲しくても
淋しくても
明日はやってくるんだしね
 
ほんの少しだけど
都合良く使われているだけなのかもしれないけど
必要とされる事がないわけじゃないから
もうちょっとだけ頑張ってみようかね
 
それにしても・・・
寒いね

澄んだ空気

8815
 
 
師走の影が感じられる頃、
空気はどんどん澄んでいく。
 
 
寒いけど
こんな空気は好きなんだよね。
 

秋色

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向こう2年以内の写真を整理中、
ちょうどこの時期に撮影した風景に出会った。
 
まだ、どこでも歩ける頃、
藪の中を歩き回って探した色。
 
そう言えば今年は、
まだこんな色に出会ってないね。
 

クールダウン

0C55 
無理な事を言った。
 
所詮、無理は無理なのだが、敢えて強いた。 
 
ただそれでも、
その「無理」には意味があった。
 
そして、1つの形が出来上がる。
  
結果、見えてしまった事も
少なからず、あった。
 
 
 
ブレていても、形はわかる。

ほんの少し離れて
広く視界を保てば良いのだ。
 
一つ一つに固執してフォーカスすると
形はおろか、フォーカスさえできなくなる。
 
そんな動きが見えてしまったから、
今は言う事ができる。
 
もう逃げてなんていられない。 
腹をくくって、背負う時が来てしまったのだ・・・と。
 
 
B0207 
 
 
 
仕事を終えて
1人、外へ出た。
 
風はもう冬色だった。
 

時の壁

ゆっくり流れる「時」と
めまぐるしく流れる「時」を隔てる壁
 
今宵は
そんな壁を見ながら
杯をかたむける
 
 
D39141
 
 
ゆっくり飲もう
鎧を脱いで
 
楽しく飲もう
荷物を捨てて
 
 
心地よく酔う一時
 
それを長く感じるのは
とても幸せな事だよね

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